福岡大空襲73年 平和への誓い新たに 博多区で追悼式

西日本新聞

 2千人以上の死傷者が出た福岡大空襲から73年の節目を迎えた19日、戦災記念碑がある福岡市博多区の冷泉公園で「市戦災引揚死没者追悼式」(市社会福祉協議会主催)があった。雨の中、遺族31人を含む約270人が参列。黙とうをささげ、献花台に白い菊を手向けて犠牲者を悼んだ。

 高島宗一郎市長が「魅力と活気あふれる街が尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れず、心豊かな社会をつくるため全力を尽くしてまいります」と述べた。遺族代表謝辞で安武悌二郎さん(81)は「若い世代には戦争を知ってもらい、自らの生き方を考えるきっかけにして、周りと力を合わせて日々の生活を大切に生きてほしい」と訴えた。

 被害が大きかった奈良屋地区にある博多小の6年生105人も参列し、3人が作文を朗読。有田美玲さん(11)は「戦争から多くを学んだ私たちだからこそ、できることがある。私は困っている友達に手を差し伸べ、寄り添える人になりたい」と、平和への誓いを新たにした。

=2018/06/19付 西日本新聞夕刊=

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