教諭に感謝状 剣道部監督が胸骨圧迫で救命 鳥栖・三養基地区消防組合

西日本新聞

石橋哲文消防長(左)から感謝状を受け取る田原裕章さん 拡大

石橋哲文消防長(左)から感謝状を受け取る田原裕章さん

 今年4月、みやき町原古賀の三養基高で倒れた男性(46)に胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行い、命を救ったとして、鳥栖・三養基地区消防事務組合は16日、伊万里農林高教諭の田原(たばる)裕章さん(32)に感謝状を贈った。

 田原さんは同高剣道部の監督で、練習試合のため生徒11人を引率し4月21日に三養基高内の養基会館に宿泊。翌22日午前7時20分ごろ、練習の準備中に同僚から「寝具を回収にきた業者の男性が倒れた」と連絡があった。駆けつけると男性は目を開いたままで脈や呼吸もなかったため、救急隊が到着するまで約8分間、胸骨圧迫を続けた。救急隊が到着し、自動体外式除細動器(AED)を使ったところ、心拍を取り戻したという。

 田原さんは学校で年に1度、AEDや心肺蘇生法の講習を受けており、担当の保健体育でも胸骨圧迫を教えているという。「授業でも命に関わることにはためらわず、勇気を持って対処するよう教えていた。初めてのことでちゅうちょもあったが、何もしなければ助からないと冷静に行動できた」と話した。

 同組合によると、一命を取り留めた男性はその後、通常の生活ができるまでに回復したという。石橋哲文消防長は「日頃から剣道で培われた行動力で、率先して救命にあたったのは他の模範だ」とたたえた。

=2018/06/20付 西日本新聞朝刊=

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