ビュールレさんのお薦め シニャック「ジュデッカ運河、ヴェネツィア、朝(サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂)」

西日本新聞

ポール・シニャック「ジュデッカ運河、ヴェネツィア、朝(サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂)」(1905年)(C)Foundation E.G.Buhrle Collection,Zurich(Switzerland) Photo:SIK-ISEA,Zurich(J.-P.Kuhn) 拡大

ポール・シニャック「ジュデッカ運河、ヴェネツィア、朝(サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂)」(1905年)(C)Foundation E.G.Buhrle Collection,Zurich(Switzerland) Photo:SIK-ISEA,Zurich(J.-P.Kuhn)

モザイク画のよう

 カナレットと同じ聖堂を、約160年後に新印象派のシニャック(1863~1935)が描いた。荒い点描と透明感のある色彩はモザイク画のようだ。印象派の巨匠モネの風景画とも趣が異なり、西洋絵画が19世紀に激変したことを物語る。

 パリ生まれのシニャックは1886年、最後となった第8回印象派展にスーラとともに新鋭画家として参加。点描技法をドラクロワからの歴史の文脈に位置付けた著書は名著とされる。

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 福岡県太宰府市の九州国立博物館で開催中の特別展「至上の印象派展」(7月16日まで)に、スイスの実業家ビュールレが集めた名作64点が並ぶ。お薦めを紹介する。(随時掲載)

=2018/06/23付 西日本新聞朝刊=

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