ビュールレさんのお薦め ルノワール「泉」

西日本新聞

生命力あふれる女性

 ルノワール(1841~1919)が描く女性は、柔らかなタッチと温かみのある色彩が魅力だ。アングルが描いた肖像画と比べると、モデルの表情は生き生きして、作家が楽しそうに描く姿まで浮かんでくる。

 晩年は慢性関節リウマチを患い、絵筆を持つこともままならなかったが、創作意欲は衰えなかった。65歳の時に描いた本作は、女性の曲線美を追求した彼らしい裸婦像。泉のようにわき起こる生命力を感じる。

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 福岡県太宰府市の九州国立博物館で開催中の特別展「至上の印象派展」(7月16日まで)に、スイスの実業家ビュールレが集めた名作64点が並ぶ。お薦めを紹介する。(随時掲載)

=2018/06/24付 西日本新聞朝刊=

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