熊本城“奇跡の一本石垣”解体始まる 「よく持ちこたえてくれた」

西日本新聞

 熊本地震で被災した熊本市の熊本城で、角の石垣が残って倒壊を免れた飯田丸五階櫓(やぐら)の「奇跡の一本石垣」の解体工事が2日、始まった。

 飯田丸五階櫓は6月までに解体され、「一本石垣」は鉄骨や木材で固定されていた。この日は8段計12個の石のうち、最上段の高さ約1・1メートル、推定1・2~1・3トンの石をクレーンで慎重につり上げた。

 石垣を積み直して櫓を再建する予定で、復旧は早ければ2023年度の見通し。市熊本城総合事務所の野本達雄副所長は「地震から2年2カ月、よく持ちこたえてくれた」と話した。

 飯田丸五階櫓の石垣の多くは加藤清正が築城した当時の石が使われ、1889(明治22)年の地震で崩れた際は旧陸軍が積み直したとされる。

=2018/07/03付 西日本新聞朝刊=

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