ポンペオ氏5日から3度目訪朝へ 非核化の履行焦点

西日本新聞

 【ワシントン田中伸幸】米国務省は2日、ポンペオ国務長官が5~7日に北朝鮮を訪問し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長らと会談すると発表した。6月の米朝首脳会談後、両国の高官級協議は初。トランプ大統領は北朝鮮の非核化実現に自信を示しているが、米国内では正恩氏の本気度を疑問視する見方が広がっており、首脳会談で合意した完全な非核化について、ポンペオ氏が北朝鮮側から履行につながる具体的な言動を引き出せるかが焦点となる。

 ポンペオ氏の訪朝は3度目。7~8日に初来日し、東京で河野太郎外相と会談する。韓国の聯合ニュースによると、韓国政府関係者は3日、ポンペオ氏訪日に合わせて「韓米日3カ国の外相会談を東京で開催する方向で協議中」と述べ、康京和(カンギョンファ)外相の訪日を調整していることを明らかにした。

 米朝高官級協議を巡っては、トランプ氏が6月後半に始まると語っていたものの実現していなかった。首脳会談で合意した、朝鮮戦争で戦死した米兵の遺骨返還についても、トランプ氏は返還されたと明言したが、まだ返還されていないなど、会談の成果を疑問視する意見が米メディアや識者らから相次いでいる。

 これに対しサンダース大統領報道官は2日の記者会見で、米朝首脳会談前にも北朝鮮側と実務者協議を重ねた米国のソン・キム駐フィリピン大使が1日に北朝鮮側と協議したことに言及し「米朝協議は引き続き進展している」と述べた。トランプ氏も3日、ツイッターで「対話はうまくいっている。私が大統領でなかったら、今ごろ戦争になっていただろう」と発信した。

=2018/07/04付 西日本新聞朝刊=

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