九州豪雨1年、被災各地で追悼行事

西日本新聞

 九州豪雨から1年となる5日、多くの犠牲者が出た福岡県朝倉市と東峰村で自治体主催の追悼式がある。被災地の社会インフラの復旧、生活再建は道半ば。梅雨の大雨による二次災害を警戒しながら、犠牲者を悼み、防災と復興への誓いを新たにする。

 福岡県内の死者は災害関連死1人を含め37人。2人の行方が分かっていない。大分県日田市でも3人が犠牲になった。日田市は5日正午から防災行政無線でサイレンを鳴らし、市民に追悼を呼び掛ける。

 九州豪雨では中小河川の流域で相次いだ山崩れで大量の土砂と倒木が流出し、今も撤去作業が続く。国土交通省によると、土砂量は推計でヤフオクドーム約6杯分の1065万立方メートル。福岡県は撤去が必要な県内の土砂225万立方メートルのうち、約半分の作業を6月までに終えたが、全てを取り除くめどは立っていない。

 被害が拡大する要因となった流木は、福岡、大分両県合わせて約37万5千立方メートル(推計)。撤去が進んだ道路や河川に比べ、山中は大量に残ったままになっており、大雨で流出する恐れがある。両県は二次災害を防止するため、砂防施設の設置を急ぐ。

=2018/07/05付 西日本新聞朝刊=

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