西日本豪雨、九州の犠牲者6人に 1人不明 福岡、佐賀、鹿児島で

西日本新聞

 九州地方の6日から7日にかけた記録的な豪雨で、土砂崩れに巻き込まれて安否不明となっていた北九州市門司区奥田の60代夫婦と、鹿児島市の80代夫婦、佐賀県の男性(20)が9日までに発見され、いずれも死亡が確認された。九州の犠牲者は福岡、鹿児島、佐賀3県で計6人となった。佐賀市の女性(81)の安否が依然分かっておらず、捜索が続いている。

 死亡が確認されたのは、北九州市門司区奥田の西邑(にしむら)一雄さん(68)と妻の加代さん(61)。一雄さんは8日朝、土砂で埋まった住宅の1階から発見され、加代さんは9日朝に一雄さんの発見場所近くで見つかった。2人の死因は窒息死。家族によると、2人は6日朝、避難準備中に玄関で土砂に巻き込まれたという。

 鹿児島市古里町(桜島)では8日未明、山元虎彦さん(84)と妻の澄子さん(84)が自宅1階から発見され、死亡が確認された。死因はいずれも圧死。同市によると、7日夕に近隣住民から「崖が崩れ、家がつぶされた」と119番があった。裏山が高さ約40メートル、幅約20メートルにわたり崩れたという。

 佐賀県伊万里市黒川町では、知的障害者施設に通所していた男性(20)が6日昼から行方不明になっていたが、長崎県松浦市今福町の海岸で8日、遺体で発見された。宮崎県小林市野尻町では9日、石瀬戸川の川岸で同市臨時職員の男性(61)の遺体が見つかり、市は豪雨犠牲者と認定するかどうか協議している。佐賀市大和町久池井では、6日夜から女性(81)の行方が分かっていない。

 交通の乱れは9日も続き、線路内への土砂流入や冠水被害があったJR筑豊線、筑肥線、肥薩線は一部区間で運転を見合わせ。10日も一部で運転を見合わせるという。高速道路は9日午後9時現在、土砂崩れの影響で九州自動車道の門司インターチェンジ(IC)-小倉東IC間、東九州自動車道の椎田南IC-豊前IC間で通行止めになり、解除のめどは立っていない。

=2018/07/10付 西日本新聞朝刊=

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