タイ洞窟8少年救出 残る5人10日作業再開 地元報道

西日本新聞

 【チェンライ浜田耕治】タイ当局は8日、北部チェンライ県のタムルアン洞窟に閉じ込められていた地元サッカーチームの少年ら13人の救出作業に乗りだし、9日までに計8人を洞窟の外に脱出させた。8人とも病院に搬送されたが、健康状態は良好という。13人が洞窟に閉じ込められて9日で17日目。国内は喜びに沸くが、残る5人の脱出には危険も伴うため緊迫した状況が続いている。

 地元メディアによると、洞窟内にいまも取り残されているのは、男性コーチと少年4人。タイ当局は9日夜、同日の作業を終了した。10日に再開する。

 当局によると、少年たちはそれぞれ2人の潜水士に付き添われ、浸水した狭い空間の中を潜るなどして、5キロ奥の地点から順番に洞窟の入り口にたどり着いた。初日の8日は4人を救出。最初に脱出した少年は避難場所から洞窟入り口までの移動に約3時間40分を要したという。当局は潜水に必要な空気ボンベなどが不足したため、救出作業をいったん中止し、補充した上で、9日午前11時(日本時間午後1時)に再開した。

 救出作業の指揮を執るチェンライ県のナロンサク前知事によると、8日の救出で体力を消耗した潜水士以外、ほぼ同じメンバーが引き続き参加したという。

 当局はこれまでに救出した8人の氏名や年齢などを公表していない。

 少年ら13人は6月23日に洞窟内に入り、大雨による増水で外に出られなくなった。救出を巡っては、少年らに洞窟内を潜水させるのは危険との指摘が出ていた。しかし、ポンプなどによる排水が奏功して洞窟内の水位が下がり、今後の大雨で危険にさらされる可能性があったことから、当局は家族の同意を得た上で、救出作業に着手した。

=2018/07/10付 西日本新聞朝刊=

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