雑種犬マークは北九州のお堂の下で小学生に拾われました

西日本新聞

 雑種犬マークは北九州のお堂の下で小学生に拾われました。きょうだいたちはすぐもらい手が見つかったのに、衰弱していたマークだけ、ボランティア団体に保護されました。いわゆる「保護犬」です。

 1年ほどで元気になって、福岡の家族と出会いました。体重約20キロ。目がまん丸で愛想が良く、穏やかなので、散歩に行くと人気者。近所の大人は「マーク!」と手を振り、子どもたちは一緒に散歩したいと遊びに来ました。

 大型犬では長寿とされる13歳になった6月、急に目が見えなくなりました。それでも家族との散歩が大好きでした。次第に食べられなくなり、寝たきりに。家族は夜鳴きするマークのそばで横になり、体をさすってやりました。

 そして七夕の前日、マークは静かに旅立ちました。人間に捨てられたのに、人間が大好きでした。お別れの日、家族は言いました。わが家に来てくれて、ありがとう。 (井上真由美)

=2018/07/15付 西日本新聞朝刊=

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