西海橋が国登録文化財に 優雅なアーチ橋 長大橋建設に影響

西日本新聞

 国の文化審議会が20日に答申した登録有形文化財(建造物)には、県内から佐世保市と西海市を結ぶ西海橋が選ばれた。1955年に完成した316メートルのアーチ橋で、その後、相次ぐ日本の長大橋建設の基になったことなどが評価された。県内の登録有形文化財(建造物)は128件目。

 西海橋は佐世保市針尾東町と西海市西彼町の間に架かり、橋下には渦潮で知られる海峡「伊ノ浦瀬戸」がある。戦災復興事業として50年に建設が始まり、55年に開通した。総事業費は5億5千万円、橋幅7・5メートル。アーチの付け根間の長さ243・7メートルは当時、世界第3位だった。

 西海橋はアーチ構造のデザインのほか、橋で佐世保市と西海市の西彼杵半島が結ばれ、人や経済の交流が活発になった点も評価された。道路橋研究の岡林隆敏長崎大名誉教授は「橋りょう形態を優雅に見せるアーチ構造で、建設技術の高さを示している」と西海橋の魅力を説明した。

 西海市内では初めての国登録有形文化財(建造物)となり、杉沢泰彦西海市長は「佐世保市との連携を深め、美しい景観を次世代に伝えたい」。朝長則男佐世保市長は「貴重な文化財として広く価値を知らせたい」と話した。

=2018/07/21付 西日本新聞朝刊=

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