国登録有形文化財に県内2件答申 旧豊予要塞司令官官舎、大分市 とまや店舗兼主屋、杵築市

西日本新聞

 国の文化審議会が20日に文部科学相に答申した登録有形文化財には、県内から豊後水道防衛のため建設された旧豊予要塞(ようさい)の司令官官舎(大分市佐賀関町)と、明治期に建てられた茶屋「とまや店舗兼主屋」(杵築市杵築)の2件が選ばれた。県内の登録有形文化財は計230件、杵築市では初めての登録有形文化財となる。

 大分市と杵築市の教育委員会によると、旧豊予要塞は1920年に設置。司令官官舎は25~26年に建築された。約180平方メートルの建物は、木造平屋に一部コンクリート造りの洋風建築が取り入れられている。司令官として客らを応接する公的スペースと居住用のスペースが壁で仕切られ、それぞれ玄関口があるのが特徴。当時の陸軍の建築物がほぼそのままの形で現存するのは珍しいという。個人所有で、一般公開は予定していない。

 とまや店舗兼主屋は、杵築市の旧城下町の中心部にあり、江戸時代中期から続く商家が1875年に建築。茶屋として現在も営業している。118平方メートルの木造2階建てで、土間などがある1階が店舗、2階が居住スペースになっている。城下町として知られる一帯の中でも、明治時代当時の建築様式を残す貴重な建物として評価された。

=2018/07/21付 西日本新聞朝刊=

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