食害エイの回遊調査 有明海で国と熊本など4県 発信機取り付け位置確認

西日本新聞

 有明海の資源回復に取り組んでいる農林水産省と福岡、佐賀、長崎、熊本の4県が二枚貝の天敵であるナルトビエイの回遊経路調査に共同で乗り出している。6月から開始し、計50匹に小型発信機などを取り付けて放流、生態の解明に役立てる。

 ナルトビエイはアサリやサルボウなどの二枚貝を捕食するエイの仲間。九州農政局によると、有明海では近年、約10万~20万匹が回遊していると推定され、二枚貝の漁獲量の減少に拍車を掛けているという。

 今月19日には、福岡県大牟田市の三池港の約2キロ沖合に仕掛けた網で5匹を捕獲。小型発信機や水深、水温などを記録する装置を取り付け放流した。生態解明だけでなく、8月をめどにエイの位置情報などをリアルタイムで漁業者に提供するという。

 農水省と4県は2015年度から、二枚貝の資源回復のため漁場環境の改善やアサリの移植、放流などに取り組んでおり、今回の調査もその一環。

=2018/07/24付 西日本新聞朝刊=

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