有田の窯跡で盗掘 民家裏の斜面、穴は30カ所以上

西日本新聞

 有田町文化財課は26日、同町中樽の山小屋窯跡で盗掘被害を確認した。20~23日、不審な人物を住民が目撃し町に通報、同課が調査して分かった。

 現場は民家の裏側斜面で、30カ所以上で穴が掘られていた。近くの自営業男性(60)によると、20日に車2台が停車し、作業服姿の男3人が現場を指さしていたという。23日夜にはガザガサという音がしたとも話している。

 山小屋窯跡では1640~50年代初めに鉄釉を使った高級品を制作しており、村上伸之課長(58)は「当時最も多彩な技法を使っていた」と話す。盗掘品はネットオークションなどで高値取引されることが多い。

 同町の窯跡盗掘は2年前にあった小溝上窯跡(同町南原)の被害以来。同課の伊達惇一朗さん(31)は「昨年は県全体で盗掘ゼロだったのに非常に残念」と肩を落とした。27日、伊万里署が現場検証する予定。

=2018/07/27付 西日本新聞朝刊=

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