野菜が高い!キャベツは1・5倍近くも…市場「当面は高止まり」 家庭でできる対策は

西日本新聞

 全国で記録的な猛暑が続いている影響で、野菜の価格が高騰している。キャベツやキュウリは平年の1・5倍近く、他の品目も1~2割上昇。今後も高止まりするとみられ、生活への影響が懸念されている。

 福岡市・天神の新天町にある青果店「吉祥果」。店頭にはキュウリやオクラなど青々とした夏野菜が並ぶが、全般的に価格は例年より割高だ。「1円でも安い店を探します」。福岡県那珂川町の主婦、長沼敏子さん(71)が漏らした。みそ汁に入れるネギは手が出ず、ニラで代用するという。

 朝倉青果市場(同県朝倉市)が営む同店は、葉物野菜を中心に高騰。大田匡士店長(44)は「形の悪い野菜も安く販売しています」と力を込めた。

 福岡市中央卸売市場の青果卸売会社「福岡大同青果」(同市東区)によると、西日本豪雨の後、急に気温が上昇し、野菜の生育不良につながりやすい環境となった。豪雨被害の余波もあり、7月20日以降に値上がり傾向が見られるという。

 同市場の7月下旬の平均卸売価格(1キログラム当たり)は、キュウリが平年比1・49倍、キャベツが同1・43倍、ナスが同1・36倍などで、他の野菜も1~2割高い。担当者は「台風シーズンが本格化すれば、生産地に農業被害が出かねない。当面は高止まりする」。

 家庭でできる生活防衛策はないのか。日本野菜ソムリエ協会(東京)は、保存方法を工夫して無駄なく使い切ることを提案する。例えば、キャベツは芯を取って水を含むキッチンペーパーを入れ、ポリ袋に入れて野菜室で保存すれば、傷みにくくなる。担当者は「きっちり食べきれば、家計にも優しくなります」と話している。

=2018/07/28付 西日本新聞夕刊=

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