【ポイソ!釜山】老舗の「茶房」静かなブーム レトロな雰囲気で伝統茶を

西日本新聞

 釜山港の西に浮かぶ影島に、昔ながらの韓国式喫茶店「ヤンタバン」がある。40年以上この地域で愛されてきた老舗だ。韓国の伝統的な喫茶店は「茶房(タバン)」と呼ばれ、西洋式カフェのブームが続く傍らで、静かな人気を集めている。

 看板メニューはナツメやショウガ、シナモン、松の実などが入ったどろりとした伝統茶に生卵を落とした「双和茶(サンファチャ)」。常連客の姜太仁(カンテイン)さん(69)は「これを飲むと元気が出る」と言いながら一気に飲み干した。

 周辺は日本の植民地時代、造船所や修理工場が立ち並び、船体に付いたさびや貝殻をハンマーでたたき落とす音が響いていたことから、「カンカンイマウル(カンカン村)」と呼ばれた。近年、わずかに残る当時の建物の価値を見直す動きがあり、案内板などが整備されつつある。

=2018/07/30付 西日本新聞朝刊=

PR

国際 アクセスランキング

PR

注目のテーマ