8月9日の平和祈念式典司会者 長崎女子商高の大坂さん園田さん 「原爆学び、関心持って」

西日本新聞

 長崎市は30日、8月9日の「原爆の日」に開く平和祈念式典に過去最多の78カ国が参列する見通しを明らかにした。国連からグテレス事務総長が出席する方向で調整が進んでいる。今年の式典で司会を務める長崎女子商業高放送部3年の大坂真由さん(17)、同2年の園田小雪さん(16)はこの日、市役所で記者会見し、意気込みを語った。

 市は25日現在で、これまで最多だった2015年の75カ国を上回る参列表明があったことについて「昨年採択された核兵器禁止条約に賛同する国の参加が増えている」と説明、被爆地から核兵器のない世界を訴える取り組みへの共感が、よりいっそう広がることへの期待感を示した。米国の参加は調整中で、現職の国連事務総長の出席が実現すれば、長崎で式典に参列する初のケースになるという。

 今年の式典は9日午前10時40分に始まる。市は異常な猛暑を受け、式典会場の平和公園に霧を出す扇風機20台や氷柱20本を設置する。式典が中継される長崎ブリックホールなどの利用も呼び掛けている。

 式典の司会は1995年から市内の高校生が担ってきた。園田さんは祖母が長崎で原爆に遭った被爆3世で「被爆者の思いが伝わるような司会をしたい」。大坂さんは、高校生が司会をすることで「他県の高校生も原爆について学び、関心を持ってほしい」と語った。

=2018/07/31付 西日本新聞朝刊=

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ