「にぎわう商店街」へ意見交換 「ナイトシアター開催」「在庫品でフリマを」 嘉麻市・上山田商店街

西日本新聞 筑豊版

 嘉麻市上山田地区で、地元住民らが集まり、「行きたくなる商店街づくり」(県主催)の会合が開かれている。「まちづくり計画研究所」(福岡市)の今泉重敏代表が講師を務め、6月にスタート。20代から70代の幅広い世代が、上山田商店街のにぎわい復活を目指し、知恵を絞っている。

 「商店街にスクリーンを置いて、ナイトシアター(夜間映画館)のイベントを開く。音は各自のスマートフォンから流す仕組みにすればいい」。7月26日夜、山田生涯学習館。旅館業や神社関係者、市職員ら計30人が集まった会合で、こんなイベントを提案する声が上がった。商店街に本屋がないことから、各店舗の前に本を並べて販売するアイデアを出す人もいた。

 商店街にはかつてスーパーもあり、人通りも多かったが、現在は空き店舗も目立つ。行きたくなる商店街づくりは、筑豊地区では宮若市、川崎町に続いて3カ所目。参加者は四つのグループに分かれ、商店街の特色づくりなどを話し合っている。

 「商店街を蚤(のみ)の市」のアイデアをまとめたグループは各店舗の在庫品を持ち寄ってフリーマーケットを開催し、交流につなげることを提案。会合ではインパクトのあるポスターづくりにも取り組んだ。

 参加者からはさまざまな声が聞かれる。食肉生産販売業の赤崎和徳さん(37)=嘉麻市熊ケ畑=は「以前は上山田商店街に本屋が2軒、電気店もあったが、いずれもなくなった。店がないとにぎわいだけでなく、防犯上も良くない」とした上で、「異業種と話す機会は少なく、いろいろと勉強になる」。昨年春に上山田地区に作業場を構えた本や文具などのクリエーター、藤中亜希子さん(38)=飯塚市=は「地元の人と人のつながりを深め、地域が盛り上がる企画がまず大事」と話した。

 参加者は9月に最終会合を開き、商店街に人を呼び込む企画の具体化に向け、意見を交わす。

=2018/07/31付 西日本新聞朝刊=

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