不登校を経験した18歳 悩む親に語る思い 罪悪感なくした言葉とは

西日本新聞

 小中学校時代に不登校を経験した通信制高校3年の成毛侑瑠樺(うるか)さん(18)=熊本市=が、子の不登校に悩む親たちに当時の思いを語る講演会が八代市であった。

 成毛さんの不登校は、小学校では3年進級時に仲が良かったグループとクラスが分かれたのをきっかけに学校へ行けなくなった。不登校に罪悪感を抱いていた時に出会った先生から「いい生き方をしている」と言われ、自分を肯定できるようになったという。

 中学校では一方的に生徒を指導する教育に疑問を持ち、自らの意思で学校に行かない選択をした。「自分の考えが周りと違っていてもいいと思えるようになった」と振り返る。

 講演中、参加者から「不登校のわが子にどんな言葉を掛ければ」と問われた成毛さんは「不登校は学校に行っていないという形式でしかない」と強調。「不登校でしんどくなっている親を見て、自分のせいだと私もしんどくなった。言葉よりも、その子の存在をそのまま認め、どうすれば親自身が楽になるかを考えてほしい」と呼び掛けた。

 講演会は、任意団体「思春期の子どもと向き合うおとなたちの会『ひなたぼっこの会』」(熊本市)が設立10周年を記念し、7月7日に開催した。

=2018/08/01付 西日本新聞朝刊=

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