赤ちゃんもママもハッピーに。子どもの睡眠に悩むママやパパへのヒント本

西日本新聞

 著者は国際認定資格を持つ子どもの睡眠コンサルタント、愛波文氏。監修はスタンフォード大学医学部精神科教授で、睡眠負債という流行語を作った大ベストセラー『スタンフォード式 最高の睡眠』(サンマーク出版)を著書に持つ西野精治氏。本書は睡眠コンサルタントと睡眠のエキスパートが、科学的なエビデンスに基づいた「子どもの睡眠」解決プログラムを紹介する。

 子どもが大人のようにうまく眠れない理由、睡眠の土台、月齢別の特徴、睡眠トラブル、ねんねトレーニングを章立てして解説。大切なところだけ優先的にかいつまんで読む「時短ガイド」やメモの手間を省けるようなチェックリスト、月齢別のインデックスなど読みやすい仕様になっているのもポイントだ。読者の心に寄り添う優しい語り口から著者の人柄が伝わってくる。

 睡眠トラブル解決の最優先事項として著者が提示しているのが、第2章にある「睡眠の土台」。睡眠の土台とは、睡眠にかかわる環境、ママなど保育者の心の安定・幸福度、生活リズムの3つからなる。ねんねトレーニングにチャレンジする前に「睡眠の土台」を調整し、改善するだけで、夜泣きや長時間の寝かしつけ、早朝起きなどの睡眠トラブルが解決することが多い、と著者は述べる。

 “トレーニング”という言葉の響きから、ねんねトレーニングをすれば子どもの睡眠が改善すると考えているママ・パパは要注意。まずは「睡眠の土台」を確認し、月齢別の特徴で子どもの成長段階を把握してからトレーニングに臨もう。

 本書は睡眠解決ガイドのみならず、子育て参考本にもなってくれるはず。睡眠を通して育児をする上での心構えや、子どもとの関わり方、夫婦間のコミュニケーションなど、多くの気付きを与えてくれる。いつでも読み返せるよう手元に置いておきたい一冊である。今まさに寝かしつけに悩むママ・パパはもちろん、心がまえとして妊娠時に一読するのもおすすめ。身近な友人の出産祝いに添えるのも良いだろう。すべての保育者の「ねんね」ヒント本になること間違いなし、だ。


出版社:講談社
書名:ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド
著者名:愛波 文
定価(税込):1,296円
税別価格:1,200円
リンク先:http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000310448

 西日本新聞 読書案内編集部

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