出産前から家事参加を 県が事業開始 男性の意識向上狙う

西日本新聞

 子どもが生まれる前から男性が育児や家事に参加する意識を高めようと、県の「マイナス1歳からのイクカジ推進事業」のキックオフイベントが4日、佐賀市本庄町の結婚式場で開かれた。参加した夫婦は育児や家事への意識差を埋めるコツとして、褒め合うことの大切さを学んだ。今後は日用品メーカーのライオンと提携し、家事や育児のセミナーを県内20カ所で開く。

 県は、育児や家事に関する夫婦の意識や負担の差が産後に大きくなる傾向があるとして、妻の妊娠期の「マイナス1歳」から夫の意識改革を促す事業を本年度から始めることにした。

 イベントでは、日本ほめる達人協会の福元直子さんが講演で「(夫婦の間で)ダメな点を指摘したくなっても、良い面を見て褒めてあげて」と話した。佐賀市の中津留このみさん(33)は「夫をあまり褒めていなかったので、これから気を付けたい」。夫の光之さん(32)は「普段から積極的に家事をしてきたが、褒められると、よりやる気が湧くと思う」と話した。

 総務省の16年調査によると、県内では15歳未満の子どもがいる世帯で夫が家事や育児に取り組む時間は1日当たり38分にとどまり、ワースト2位の全国46位だった。県担当者は「世代によっては、まだまだ『男は家事をやらなくていい』という意識がある。少しずつ意識を変えたい」と話した。

=2018/08/05付 西日本新聞朝刊=

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