終戦間際県内の軍飛行場 米が撮影 熊本市立図書館で10枚展示

西日本新聞

 第2次世界大戦の終戦間際に米軍機が偵察撮影した県内の軍飛行場の写真が、米国立公文書館に所蔵されているのが新たに確認され、11日、一部の公開展示が熊本市立図書館(同市中央区)で始まった。空襲で破壊された施設やまだら模様の迷彩塗装の滑走路など戦争の実相が捉えられている。

 写真は、1945年7月27日に沖縄駐屯の米極東航空軍第7航空軍第28写真偵察中隊が撮影したもの。今春、「空襲・戦災を記録する会全国連絡会議」の工藤洋三事務局長が米国立公文書館で調べ、151枚を確認。そのうち52枚について、市民団体「くまもと戦争遺跡・文化遺産ネットワーク」が県内の飛行場と特定して発表した。高谷和生代表は「これまで確認された県内の飛行場の偵察写真で最も終戦に近い、まとまった写真」と評価する。

 陸軍菊池飛行場では、4回の空襲で壊された格納庫などの施設や機体が置かれているのが確認できる。海軍人吉飛行場では、迷彩を施したコンクリート舗装の滑走路や点在する掩体壕(えんたいごう)(航空機などを敵の攻撃から守る施設)なども分かる。

 展示されているのはこの2飛行場を含む10枚。高谷代表は「県内でも戦争の被害があったことを改めて想起してほしい」と呼び掛ける。26日まで。

=2018/08/12付 西日本新聞朝刊=

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