さまざまな性 大学でも支援を キャンパス・セクハラ全国ネット 福岡で9月1、2日 教育の場、改善できる点は

 大学職員などでつくる「キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク」は9月1~2日、福岡県春日市の県男女共同参画センター・あすばるで全国集会を開く。毎年各地で開いており、24回目にあたる今回の主なテーマは、性的マイノリティー(少数者)。お茶の水女子大が、戸籍が男性で性自認が女性の学生を受け入れる方針を示すなど、大学でも多様な性への理解が広がる一方、各校の支援態勢は十分でなく、集会では具体的な解決の糸口を探る。

 日程は、1日午後3時から「ライフ・プランニング」をテーマに3人で語る企画▽2日午前10時から三つの分科会▽同午後1時半からシンポジウム「大学におけるダイバーシティー政策と官製キャリア・プラン」。

 分科会の一つは「大学における性的マイノリティー支援」と題し、九州大、福岡教育大、佐賀大などのセクマイサークル(性的少数者の学生サークル)メンバーが登壇し、大学に求める支援などについて意見交換する。コーディネーターは、性的少数者の若者を支援する団体「FRENS(フレンズ)」代表の石崎杏理さん。全国ネットの九州ブロックが6月に九州・沖縄の大学や短大113校を対象に実施した、性的マイノリティーの学生支援に関する調査結果も報告する。

 2014年度に北九州市が実施した調査では、九州のセクマイサークルは2団体が把握されていたが、現在は少なくとも6団体あり、学生間のネットワーク化も進んでいる。一方、通称を認める、トイレなどの設備を整える、差別防止のガイドラインを設けるなど、大学で改善されるべき課題は多い。

 今年の全国集会の事務局を担当する福岡教育大の喜多加実代教授(社会学)は「社会での性的マイノリティーへの理解が進む中、大学での取り組みは遅れている。当事者の学生が直面する困難は、私たち教員が把握しづらいことも多い。セクマイサークルも匿名性が高く、活動を維持することが難しい場合が多い」と課題を挙げる。

 シンポジウムでは、高校生などを対象に行政が主導する「ライフ・プランニング」教育が、特定の生き方を方向づけかねないと懸念し、多様な性と絡めて、自分らしい生き方につながる方策を語り合う。石崎さんや立命館大法学部の二宮周平教授らが登壇する。

 参加費は2日間通しで一般千円、大学生以下無料。希望者は名前と職業を書き、全国集会事務局のメール=cshna2018@gmail.com=に申し込む。問い合わせはNPO法人福岡ジェンダー研究所=092(401)5811。

=2018/08/17付 西日本新聞朝刊=

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