「ここで生きるネット」発 園田 匠・NPO法人ひた水環境ネットワークセンター理事長

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◆日田で筑後川フェスタ

 九州最大の河川である筑後川は、熊本・大分・福岡・佐賀の4県を流れ、広大な流域とそこに生きる人々や生き物に多くの恵みを与えている。今年で32回目となる「筑後川フェスティバル」は、筑後川流域の活性化を図り、川の豊かな恵みに感謝することを目的に始まり、流域の各市町村が持ち回りで開催してきた。

 今年の開催地は大分県日田市。8月25、26日に三隈川(筑後川)の亀山公園周辺で開く。私は実行委員長を務めている。2007年の前回開催時と同様に「水郷ひたの清流復活」の象徴となるイベント「第23回リバーフェスタinみくま川」との同時開催とし、筑後川への感謝の念をいま一度確認しながら、「水源地域の環境保全の重要性」や「流域全体の活性化」を再認識できるよう準備を進めている。

 12年7月と昨年7月に発生した「九州北部豪雨」では、筑後川流域が多大な被害を受けた。そこで、今回の日田開催では筑後川の恵みを受ける者として、自然災害や防災についてもしっかりと向き合えるよう、「命・防災」も大きなテーマに加え、「水と森と命を守る」というコンセプトを掲げた。25日の「筑後川コンセンサス会議」では国土交通省筑後川河川事務所の船橋昇治所長の基調講演や、シンポジウムを行い、私たちができることは何か、問題提起や意見交換をする計画だ。利根川、吉野川の流域の人たちも参加する夜なべ談義もある。26日には筑後川上流域の見学ツアーを予定しており、日田市小野地区の土砂崩壊現場や流木状況などについて現地視察を実施する。

 「リバーフェスタinみくま川」では、子どもから大人まで実際に水に触れることで、水の恵み、大切さ、楽しさ、怖さ、守ること、継続することなどを感じる機会にしてほしいと願う。

 筑後川がもたらす恵みのひとつである「水」と、その水をつくり出す「森」、そして水や森が育む人々や生き物の「命」を、筑後川流域に暮らす人々でしっかりと守っていけるよう、流域の皆さまに発信したいと思う。多くの方のお越しをお待ちしています!

 問い合わせは事務局=090(2395)4593。

 園田 匠さん 1965年生まれ、大分県日田市出身。若手リーダーの育成を目指す市民団体「ひたまち会」の代表も務めるなど、日田市のまちづくりと人づくり活動に取り組む。

=2018/08/19付 西日本新聞朝刊=

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