「唐津ちょこバル」盛況 陶芸家と飲みつつ焼き物談議

西日本新聞

 陶芸家と焼き物談議に花を咲かせながら、唐津焼の器で地酒やコーヒーを味わう-。佐賀県唐津市の呉服町商店街で、空き店舗を活用した「唐津ちょこバル」が観光客の人気を集めている。7月から定休日なしで営業し、土曜日には陶芸家が「一日店長」に入る。オーナーを務める協同組合呉服町商店街代表理事の坂本直樹さん(54)は「唐津焼の魅力を発信し、中心市街地活性化につなげたい」と意気込んでいる。

 坂本さんは商店街で陶芸家が作品を展示即売するゴールデンウイークの「唐津やきもん祭り」実行委員長で、数年前に唐津焼の器で酒を飲む角打ちコーナーを祭り期間限定で始めた。

 酔いが回ると焼き物の会話が盛り上がる姿を見て、昨年7月に空き店舗を借りて和風に改装し、土曜限定のバルを始めた。外国人観光客も立ち寄るようになり、開店から1年で毎日営業に踏み切った。

 バルでは唐津焼の器に囲まれながら、好みのおちょこを選んで地酒を楽しみ、ざる豆腐や焼きあごなどの特産品も味わえる。カプセルに入れた唐津焼を出す機械「唐津焼ガチャ」(1回500円)もあり、収益は唐津焼の振興に役立てる。

 普段は従業員が接客しているが、8月の土曜は十四代中里太郎右衛門さんや土屋由起子さんらが一日店長を務めた。9月は岡本作礼さん(22日)や若手陶芸家を予定している。観光客から「陶芸家と話しながら酒を飲めるのが楽しい」との声が寄せられているという。

 坂本さんは「店で初めて出会った観光客や地元の人が仲良くなり、唐津焼談議が始まることもある。人と人との縁を結ぶ場所にしたい」と話している。

 営業時間は正午~午後6時(土曜は午後9時まで)。日本酒半合300円など。問い合わせは、坂本さんが経営する陶磁器販売「ギャラリー一番館」=0955(73)0007。

=2018/08/23付 西日本新聞夕刊=

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