宇佐市の養豚場環境問題 対策求め署名1万筆超 住民団体「目標の倍、関心高い」

 宇佐市院内町で起きている汚水や悪臭、土砂崩れなどの環境破壊問題で、原因は養豚業者だと訴える地元住民団体「東・納持(のうじ)の環境を守る会」は24日、市自治会連合会と5月から始めた市側に水質や環境の保全を求める署名が目標の2倍超、1万筆を超えたことを明らかにした。また同日、市環境基本条例に基づき、適切な措置を市側に求める要望書を提出した。近く市議会の佐田則昭議長にも同趣旨の請願書を出す方針。

 守る会によると、署名数は18日現在で1万558筆に上る。目標は5千筆。今も署名用紙の返却が続いており、同会は「汚水は市上水道の水源である駅館川に流れているから市民の関心は高い」と手応えを語る。署名数の確定後、県に提出するという。

 要望書では(1)市上水道の水源である駅館川流域の環境保全(2)養豚場周辺の悪臭対策(3)養豚場の乱開発抑制(4)養豚業者と地元との話し合いの場を設置-を市側に求めている。

 守る会の大畑忠男代表ら10人は要望書提出後、信国和徳副市長らと協議。守る会側から「山の頂上付近を造成しているため雨が降るたびに土や小石が大量に流れてきている。大規模な土砂崩れが起きないか心配」「業者は排水計画を策定しているのか、市は調査してほしい」などの意見が出た。信国副市長は「まずは住民も参加した養豚場の現地確認ができないか業者側に要請したい。市民の関心も高い。解決に向け努力する」と話した。

 市によると、養豚場は約5800平方メートル。豚舎など18棟あり、約4600頭の豚を飼育する。豚9千頭を飼育する計画もあるという。現在、業者側が守る会を相手に申し立てた民事調停が中津簡裁で続いている。

=2018/08/26付 西日本新聞朝刊=

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