「インスタ映え」鳥居が山肌に映える絶景  知名度上昇中の浮羽稲荷神社 福岡

西日本新聞 筑後版

 福岡県うきは市に知名度上昇中の観光スポットがある。浮羽稲荷(いなり)神社(浮羽町流川)は、斜面に沿って連なる鳥居と深緑の山とが織りなす景色が素晴らしいとか。カメラを携え、訪ねてみた。

 JRうきは駅から、同県八女市に向かう県道52号を車で進む。道路沿いに立つ大鳥居から、山肌をはうように等間隔に並ぶ朱色の鳥居が見えた。徒歩なら駅から約20分で到着できる。参道の石段を一歩ずつ上った。

 250段ばかり歩いたところで鳥居が途切れた。振り向くと眼下に広がる筑後平野、奥には杷木の山々。豊かな緑と夏空の下、鳥居の朱色が美しく際立つ。夢中で写真に収めた。

 この絶景を目にすることができるようになったのは今世紀に入ってからだ。地元住民約50人で組織する神社の奉賛会などによると、鳥居が増設されたのは旧浮羽町が2001年に町制施行50年を迎えたのがきっかけという。奉賛会の呼びかけで記念事業として50基を建立。その後も数が増えて、現在は91基を数える。

 「山の緑と朱色」の色鮮やかなハーモニーは、「インスタ映え」する魅力を秘めたスポット。昨年夏ごろからSNSの投稿が増え、県の観光パンフレットで取り上げられるなどして知れ渡るようになった。最近はバスツアーのコースに組み込む旅行会社も登場し、外国人旅行者も見かけるという。奉賛会総務委員長の平川辰男さん(66)は「地元が活気づけばうれしい」と、自慢の神社の姿を町おこしにつなげたい思いだ。

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 浮羽稲荷神社 1957年に住民の安全と繁栄を願い、地元有志の呼びかけで創建された。祭神は稲倉魂(うがみたま)の神を含めて3柱。今回の撮影場所は、約300段の参道を8割ほど上った地点で、社殿までは残り50段ほどある。問い合わせは、うきは市観光協会=0943(77)5611。

=2018/08/30付 西日本新聞朝刊=

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