双葉山愛用の火鉢寄贈 弟子の内田元相撲協会理事長 宇佐の施設でお披露目式

西日本新聞

 宇佐市出身で、大相撲歴代1位の69連勝を達成した双葉山(1912~68)の史料を展示する観光交流施設「双葉の里」(同市下庄)で1日、双葉山が親方時代に愛用していた真ちゅう製火鉢(直径約90センチ、重さ120キロ)のお披露目式があった。弟子で元日本相撲協会理事長の内田勝男さん(81)=元大関豊山、東京=が市に寄贈した。「双葉の里」で今後、常設展示する。

 内田さんによると、火鉢は当時、時津風部屋の稽古場を臨む上がり座敷に据えられていた。双葉山はいつもその横に無言のまま座って、鋭いまなざしで稽古を見つめていたという。冬場には稽古を見に来てくれる支援者のために、双葉山自ら火をおこし、掃除も欠かさなかった。内田さんは「われわれ弟子にとって火鉢は師匠そのものです」と述べた。

 火鉢は、内田さんが時津風部屋を継承した際に一緒に譲り受けた。内田さんは、個人所有より市の方が末永く保存してもらえると、寄贈を決めたという。式に出席した孫の穐吉正治さん(37)=福岡県筑紫野市=は「祖父の遺品を長年大切にしていただいた内田さんに感謝したい」と話した。

=2018/09/02付 西日本新聞朝刊=

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