日韓合同来夏から講座 福岡-釜山フォーラム8大学が教員派遣

西日本新聞

 福岡市と韓国・釜山市の産学界リーダーによる提言機関「福岡-釜山フォーラム」の第13回会合が1日、釜山市で開かれた。「交流協力の未来ビジョン」を全体テーマとする討論では、両地域の8大学がそれぞれの教員を派遣して講座を行う合同のサマースクールを、来夏から釜山市で開講する方針が決まった。九州大や釜山大など8大学の学生らを対象とし、相互理解を深めてもらう狙い。

 メンバーは、海と国境を挟んだ地域を多面的に研究する「日韓海峡圏学」の創設や、両地域の弁護士会が相互国へ進出する企業を支援する仕組みづくりなどを提案。「ビジョンから実践」を掲げた議長総括には、2019年に両市の行政交流都市締結30周年を迎えることを踏まえ「相手都市への理解や親近感を深める周年行事の開催を期待する」との言葉も盛り込んだ。

 釜山市の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置された影響で、昨年は出席を見合わせた両市長も参加。釜山市の呉巨敦(オゴドン)市長は昼食会で「時に歴史問題による温度差もあるが、その開きを埋めていかねばならない」とあいさつ。福岡市の高島宗一郎市長は「交流が良い方向に進むよう連携、協力していくことが大事だ」と応じた。 (釜山・丹村智子)

=2018/09/02付 西日本新聞朝刊=

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