「やさしい日本語」で外国人対応 鳥栖市が職員研修

西日本新聞

 行政手続きや窓口に相談に来る外国人住民に対し、情報を分かりやすく伝えようと、鳥栖市は8月21日、職員を対象に「やさしい日本語」研修を同市役所で開いた。同市と鳥栖・三養基消防本部、鳥栖署の39人が参加。県国際課によると、県内の自治体では初の取り組みという。

 研修では、同市地域日本語教育アドバイザーの中東靖恵・岡山大大学院准教授が講師を務め、「外国人全員が英語を話せるわけではなく、日本語が通じないわけでもない。最初は簡単な日本語で語りかけましょう」と述べた。

 留学生85人を対象にした青森県弘前市での実験で、「落下物に備え頭部を保護してください」という指示には11・6%しか従わず、「あぶないので、帽子をかぶってください」という指示には95・2%が従ったという例を紹介。中東准教授は「漢語やカタカナ語は使わず、専門用語は日常の言葉に置き換えると、わかりやすい日本語になります。通じ難い方言も避けてください」とアドバイスした。

 その後、参加者は市報の表現を分かりやすく言い換えたり、留学生にインタビューしたりして、「やさしい日本語」の練習をした。

 中国人留学生にプロフィルや鳥栖の印象などを尋ねた同市庁舎建設課の森田智博さん(41)は「具体的な言葉を使い、ゆっくり話すように心掛けました。相手にどう伝わるか、考えながら話すのは難しい」と語った。

 同市に住む外国人は1058人(今年3月末)で県内2位。人口に占める割合は1・44%(同)で県内では最も高い。留学と技能実習が6割を占め、アジア出身者の多国籍化が進んでいるという。

=2018/09/05付 西日本新聞朝刊=

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