田川の偉人冊子で紹介 山本作兵衛、小野芳香、河村光陽… 寺子屋プロジェクト「古里に誇りを」

西日本新聞 筑豊版

 子どもたちに郷土の偉人を紹介するボランティア団体「田川de寺子屋プロジェクト」の原田巌さん(76)と桜井英夫さん(62)が、偉人の記録をまとめた冊子「田川ゆかりの偉人たち」を発行した。田川市郡内の保育園や小学校、病院などに無料で配布しており、原田さんは「大人にも地元の偉人のことを知ってもらい、古里に誇りを持ってもらえれば」としている。

 原田さんと桜井さんは県の事業で、未就学児に地元の偉人の話を読み聞かせる活動に参加したのをきっかけに、2014年に寺子屋プロジェクトを設立。これまで、田川市郡内の保育園などで延べ約5千人の子どもたちに、軽妙な語り口に歌を交え偉人の足跡や人となりを紹介してきた。

 冊子は、2人が約1年かけて資料を集めて執筆。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に「炭坑記録画」が登録された作者の山本作兵衛(1892~1984)▽炭坑節の生みの親とされる小野芳香(1892~1958)▽童謡「うれしいひなまつり」などを作曲した河村光陽(1897~1946)ら8人を紹介している。

 冊子はA4判18ページで、300部を用意。活動に寄付(上限500円)した人にも提供する。原田さんは「8人の存在を伝えることが目的。その上で、他にも取り上げるべき人がいると思ったら連絡してほしい」と話している。

=2018/09/07付 西日本新聞朝刊=

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