アステリズムが初のアルバム 平均年齢16歳、九州発のヘビメタ・インストバンド

西日本新聞

初アルバムをリリースしたASTERISM(アステリズム)。左からMIYU、HAL-CA、MIO 拡大

初アルバムをリリースしたASTERISM(アステリズム)。左からMIYU、HAL-CA、MIO

 平均年齢16・3歳の九州発ヘビーメタル・インストバンド「ASTERISM(アステリズム)」が初アルバム「IGNITION」をリリースした。11曲を収録する骨太で疾走感あるアルバムは、「一歩踏み出す勇気を与える音楽」という彼らのコンセプトを世界に広げる重要なアイテムとなりそうだ。

 アステリズムは福岡県久留米市在住のHAL-CA(15)=ハルカ、ギター=と佐賀県小城市在住のMIO(18)=ミオ、ドラム、MIYU(16)=ミユ、ベース=兄弟の3人組。2014年に結成し昨年11月にメジャーデビューした。ティーンエージャーとは思えない本格的でハードな演奏は海外でも注目され、今アルバムにはジェームズ・ブラウンのバックバンドの元ベーシスト、ブーツィ・コリンズと、全世界で1億枚以上のアルバムを売ったガンズ・アンド・ローゼズの元ギタリスト、バケットヘッドが参加している。

 リード曲でもある1曲目の「BLAZE」は、ハルカとバケッドヘッドが競い合うギターバトルがあるほか、コリンズがメンバー紹介をする声が入る。「レコーディングしたデータをやりとりしているうちに私たちを紹介する声が入ってきて驚きました」とハルカ。3人が一流のアーティストに評価されている証左であろう。

 5曲目の「DAWN」は、細かなバスドラムなど凝った作りが印象的な起承転結のストーリー性を持つ9分41秒の長編だ。ハルカは「どんなに長い夜でも必ず夜明けがきて、希望が見えるというメッセージを構築した」と語る。アルバムを閉じる「Disperse」はハードな中にも和のムードを醸し出す曲。ミユは「7弦ベース独特の高音も使って曲の雰囲気を出した」と言う。さまざまな表情を持つ11曲が一つになって前へ歩み続ける3人の熱情を表現する。

 以前はミユが「7弦ベースは重いからいやだ」と語るなどやや線が細い印象もあった。だが、デビューを経て4月にはハルカ、ミオがそれぞれ進学するなど環境も変わり、3人の成長は著しい。目標は従来通り「ワールドツアー」。「若くてうまい」という“物珍しさ”ではなく、音楽の実力で勝負する準備が整い始めている。

 アステリズムのライブが12日午後8時から、福岡市のハードロックカフェ福岡=092(433)2975=である。入場無料(要1フードオーダー)。

=2018/09/08付 西日本新聞夕刊(娯楽面)=

PR

PR

注目のテーマ