佐賀市でさとおやフォーラム 里親支援団体が報告 「地域で切れ目ない支援を」

 里親制度や児童養護について考える「さとおやフォーラム2018」が17日、佐賀市兵庫北3丁目のメートプラザ佐賀であり、約300人が参加した。里親支援に取り組むNPO法人キーアセット(大阪府東大阪市)が支援活動や現状の課題を報告し、「地域の中で切れ目なく育まれる制度が必要だ」と訴えた。

 基山町宮浦の児童養護施設「洗心寮」を運営する社会福祉法人「洗心和合会」と県が主催。キーアセットのソーシャルワーカー、中村みどりさん(35)が「地域で子どもを育むために」と題して講演した。

 中村さんは養護される子どもには親の離婚や入院、失業などさまざまな背景があることを紹介し、「地域で子育てを支援すれば保護されずに済む子どももいる」と強調した。

 子どもの特徴について「差別や理解されないことを恐れており、里親や施設での生活を言いづらい」と解説。親の離婚や転居、失踪を繰り返すことで、人間関係の断絶や地域社会からの孤立に陥りやすいとして「信頼できる大人と出会えるかが大切だ」と訴えた。

 県によると、県内で委託された里親(4月1日現在)は36世帯で、委託児童数は42人に上る。

=2018/09/18付 西日本新聞朝刊=

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