東明館中・高のアクティブ・ラーニング 九大と連携、ICT活用 来年度全校導入目指す

西日本新聞

東明館中・高で講演する山田政寛准教授(左) 拡大

東明館中・高で講演する山田政寛准教授(左)

 生徒が自ら考え、話し合いを通じて深く学び合うアクティブ・ラーニング(AL)に東明館中・高(慈道裕治校長、基山町)が取り組んでいる。九州大基幹教育院と連携し、情報通信技術(ICT)を活用。東明館中・高の教育顧問を務める山田政寛・九大准教授(教育工学)は「ICTを活用すれば生徒の理解の度合いを可視化できる」としている。

 同校が導入したのは、九大が開発した(1)学習項目や出欠などの管理(2)学習記録の蓄積(3)デジタル教科書の配信-の3システム。生徒や教師は校内の電子端末や自宅のパソコンなどで利用できる。

 生徒が予習時に、デジタル教科書の意味が分からない部分に黄色、重要だと思った部分に赤色のマーカーを端末上で引くと、教師に伝わり、生徒の理解度に沿った授業ができる。

 授業中も、生徒が教科書のどの画面を見ているのか教師に伝わるため、生徒が授業に付いてきているか、飽きていないかなどが瞬時に分かるという。

 同校は5月、九大とのAL共同研究をスタート。本年度は高校3クラス80人を対象に、英語と地理、世界史、生物の授業で実施。来年度に中・高全校での導入を目指している。公開授業を10月19日に開く。

 山田准教授は8日、入学志願者の保護者ら120人を前に講演し、「ICTの活用で、学校の外での勉強も分析可能。どうすれば生徒が主体的に学習できるか、教師が情報を得る手段になる」と述べた。

=2018/09/26付 西日本新聞朝刊=

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