吉富漁協、漁できずアサリに期待 漁港しゅんせつ進まず、養殖作業に全力

西日本新聞 北九州版

アサリ収穫拡大へ、砂利を詰めたネットを漁場に並べたり、既に漁場に設置したネットを切り、放流したりする吉富漁協の組合員たち 拡大

アサリ収穫拡大へ、砂利を詰めたネットを漁場に並べたり、既に漁場に設置したネットを切り、放流したりする吉富漁協の組合員たち

 吉富漁協(山本宗一組合長)は26日、吉富町のアサリ漁場の海岸に、アサリの収穫拡大を目指し、440袋ほどのネットに砂利を詰めて並べた。

 漁協によると、町が吉富漁港の航路しゅんせつを行わないため、漁業者はほとんど漁に出ることができず、収入も大幅に落ち込んでいる。さらに今夏の猛暑で養殖していたヨシエビが全滅したため、漁業者はアサリに期待を寄せる。ネットの砂利に海を浮遊するアサリの稚貝が付着し、2、3年で直径3センチ以上の成貝になるという。

 この日は、満潮の午前6時半ごろから約1時間かけ、20人余の組合員がネットに砂利を詰め、船で漁場に運んだ。干潮の午後3時ごろからは、複数の町議も参加。漁場にネットを並べたほか、育ちを良くするため、既に漁場に設置していた約2千袋のネット全てを切り終わり、放流した。

 山本組合長は「アサリの収穫量を増やし、少しでも組合員の所得向上につなげたい」と話している。

=2018/09/27付 西日本新聞朝刊=

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