県出身の「三人展」開幕 「ナウシカ」飛行装置展示も 県立美術館

西日本新聞

東日本大震災を機に再生への祈りを込めて描いた池田学さん(右)の大作「誕生」 拡大

東日本大震災を機に再生への祈りを込めて描いた池田学さん(右)の大作「誕生」

 国内外で活躍する県出身の芸術家3人による企画展「三人展」が30日、佐賀市城内1丁目の県立美術館で開幕した。ペンで緻密な作品を手掛ける画家池田学さん(44)、陶磁器に優雅なデザインを描く陶芸家葉山有樹さん(57)、アニメ映画「風の谷のナウシカ」で主人公が操る飛行装置「メーヴェ」の実機を開発したメディアアーティスト八谷和彦さん(52)が共演する。11月18日まで。

 池田さんは、2011年の東日本大震災を機に自然災害の脅威や復興への願いを表現しようと、3年3カ月を費やした大作「誕生」(縦3メートル、横4メートル)など64点を飾る。誕生は津波や台風、地震で傾いた大木を中央に表し、上部にはがれきの中から咲く花を描いた。池田さんは「再生への祈りを込めた。いろんなことを感じてほしい」と話す。

 葉山さんの展示は、四つの空間に飾った5作品で構成。最初の空間は、白のタイル5千枚を地面に敷き詰め、地球に見立てた青の球体の陶磁器を中央に浮かべた「海青皇賜壷(かいせいこうしつぼ)」を展示する。八谷さんが飾るメーヴェの実機は両翼9・6メートル、重さ約100キロで、時速70~80キロで飛行できる。会場には操縦を疑似体験できるシミュレーターもある。

 観覧料は一般・大学生1200円、高校生以下無料。問い合わせは三人展実行委員会事務局=0952(28)2151。

=2018/10/01付 西日本新聞朝刊=

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