仏の芸術家、壱岐で創作 在日大使館の招聘事業 1カ月滞在し完成、市に贈る

西日本新聞

 日仏交流160周年記念として在日フランス大使館が推進する芸術家招聘(しょうへい)事業の一環で、仏・リヨン出身のシャルル・ムンカさん(36)が、壱岐市に約1カ月滞在して制作した作品が完成、市に寄贈された。

 ムンカさんは8月27日、古墳などの遺跡がある歴史に興味を持ち、壱岐に来島。作品は漁船や釣りの様子をモチーフにし、カンバスにシーアンカー(布製のいかり)を活用。はけでこすりつけるように色をつけ、木片などの形状をそのまま写し取る「フロッタージュ」という技法を駆使した。

 作品名は長さの単位を表す「ファゾムラインズ(尋線)」(縦166センチ、横270センチ)。創作に生かしたシーアンカーや廃船の木片などは、島内で拾ったり、譲ってもらったりした。ムンカさんは「捨てられた物にもう一度、新しい命を吹き込みたかった」と話した。

 作品は近く、壱岐の島ホールに展示予定。9月25日にあった寄贈式で白川博一市長は「すばらしい作品なので、多くの市民にみてもらいたい」と述べ、ムンカさんは「作品の意味は自由に想像してほしい。壱岐の魅力を改めて感じてもらえると思う」と応じた。

=2018/10/04付 西日本新聞朝刊=

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