「ほっとした」D51の譲渡先、公募3度目で決定 由布市

西日本新聞

SLの譲渡先に決まった私設博物館「岩下コレクション」 拡大

SLの譲渡先に決まった私設博物館「岩下コレクション」

譲渡が決まった由布市のSL「D51形」

 由布市は、同市湯布院町の湯布院中央児童公園に展示している蒸気機関車(SL)の譲渡先を、同町の私設博物館「岩下コレクション」に決めた。岩下洋陽代表(67)は「SLは貴重な社会遺産。未来に残していきたい」と話している。

 SLは1944年製造の「D51形」で、全長約20メートル、高さ約4メートル、重さ約80トン。旧湯布院町と旧国鉄が75年に貸与契約を結んで展示。2017年3月にJRから同市が無償で譲り受けたが、老朽化で維持管理が困難となっていた。

 市は昨年2度譲渡先を募集したが、引き取り手が決まらず、市は上限500万円の移設費補助を条件に7月から3度目の募集を実施。同博物館からの申請を受け、選考委員会で審査を行った。

 同博物館は、国内外のバイクやアンティーク雑貨など約5万点を展示しており、観光客に人気の施設。SLは屋外に置いて無料で見学してもらう考えで、本年度中に搬入する予定。市の譲渡条件として、5年間の保存・展示が義務付けられている。市建設課は「三度目の正直で決まり、ほっとした。譲渡先が市内のため、コストや観光面でも良い結果になった」と話した。

=2018/10/05付 西日本新聞朝刊=

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