「水平線上の突起」たれ 福岡・田川高同窓会の自作清酒

西日本新聞

 「今年の同窓会は、母校のお酒で乾杯だから」と、幹事から連絡をもらった。連絡の主は、福岡県香春町にある県立田川高の「岳陽同窓会」実行委員会の小田恵子さん(51)。なんでも同窓会の懇親会で最も盛り上がる乾杯の酒を自分たちの手で造ったのだという。

 同高に醸造に関わるコースや科はない。小田さんたちは地元農家の協力を得て母校の正門前の水田で、酒造用米「夢一献」を栽培=写真上。酵母も九州産業大生命科学科、満生慎二教授の監修の下、部活動「理科部」に所属する現役高校生の力を借り、校庭の草花などから採取した。

 製造は同県宇美町の小林酒造本店に頼み、純米吟醸「水平線上の突起」=同下=が出来上がった。その名は校訓の「水平線上に突起をつくれ」にあやかった。「どんな分野にあっても、人や社会のためになる業績を打ち立てよ」という意味だ。

 「卒業後、それぞれの人生を歩んできた仲間が思い出を紡ぎ合うひととき。母校の風土が育てた米と酵母でできたお酒がすてきに演出します」と小田さん。1986年卒業の38回生たちが中心になり、構想から2年余をかけた酒。お披露目は今月27日である。

 ▼純米吟醸「水平線上の突起」 今月28日以降、同窓生以外にも小売りする。1升瓶(1.8リットル)3000円、4合瓶(720ミリリットル)1500円。手嶋ぶどう畑酒店=090(7539)0685。

=2018/10/06付 西日本新聞夕刊=

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