危険な「コンビニワープ」 車が斜行、ぼうぜんとする歩行者

西日本新聞

 「コンビニワープ」という造語を聞いたのは10年ほど前のことだ。福岡県飯塚市で知人の女性が運転する乗用車に同乗し、交差点で信号停車したところ、女性は不意に「コンビニワープします」と告げ、交差点に面したコンビニ店の駐車場へとハンドルを切った。車はそのまま駐車場を斜めに通り抜け、車道へ出た。もちろん、たしなめたがしばらくは開いた口がふさがらなかった。

 ワープは「宇宙戦艦ヤマト」で知られるようになった言葉で、空間を飛び越えて瞬時に移動することを意味する。先日、北九州市八幡西区の交差点で信号停車していたところ、後ろの車が突然、バックミラーから消え、コンビニ店の駐車場を前述の女性のように斜行するのを目撃した。

 駐車場にいた車や歩行者は止まり、行き過ぎるのをぼうぜんと見つめるようだった。「コンビニワープ」はやはり危険だ。絶対しないとあらためて思った。 (古長寛人)

=2018/10/07付 西日本新聞朝刊=