西本智実さん指揮、平戸でコンサート 世界遺産登録記念「唄オラショ」も披露

西日本新聞

西本智実さんの指揮で、グレゴリオ聖歌と唄オラショが共演した。背景は春日集落 拡大

西本智実さんの指揮で、グレゴリオ聖歌と唄オラショが共演した。背景は春日集落

 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を記念し、曽祖母が平戸市生月町出身の西本智実さんが指揮するオーケストラのコンサートが11日夜、平戸文化センターであった。

 市民を含む合唱団によるグレゴリオ聖歌と、生月壱部かくれキリシタン信者の「唄オラショ」の共演で幕開け。酷似した旋律は、唄オラショの源流が中世から欧州に伝わるグレゴリオ聖歌にあることを印象づけた。ステージには、世界遺産を構成する春日集落の棚田が投影された。

 イルミナートフィルハーモニーオーケストラを率いる西本さんは、タクトを持たずに全身を躍動。演奏が終わると「ブラボー」の声が沸いた。市内の自営業、里崎雪さん(52)は「西本さんは現れた瞬間からオーラがあった」とダイナミックな指揮に感激していた。

 西本さんは平戸名誉大使を務める。黒田成彦市長との対談では「曽祖母の息子である祖父から、かくれキリシタンの話をよく聞いていた」と明かした。

=2018/10/13付 西日本新聞朝刊=

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