「必要な海外視察継続」 北九州市議会 議長案基に議論

西日本新聞

 北九州市議会(定数57)の一部議員が、欧州視察の昼間に飲酒していたことなどがテレビ番組で放映されたことを受け、井上秀作議長や主要4会派の団長らによる代表者会議が16日開かれ、2年に1度実施してきた定例的な視察の廃止を決めた。しかし、「政策に資する海外視察は継続する」との議長案が示され、その在り方を巡り、議論していくことにした。

 今後は4会派の幹事長会で、どのような方法で必要な視察を決めるのか、番組で問題となった空いた時間の買い物、有名観光地の視察をどうするかなど視察のルールを、今月下旬から議論する。結論まで1年ほどかかる見通し。

 井上議長は会議終了後、記者団に「今回も、政策につながる成果が出たと考えている。だが、自由時間の浮かれた市議の行動が放映され、市民に不快感を与えた」と陳謝した。

 一方で、市民オンブズマン北九州は視察に公費を使ったのは「違法ないしは不当」として、11月中に費用の返還を求める住民監査請求を行うことを明らかにした。事務局長の天久泰弁護士は「高額な費用を使うほどの必要性があったのか問いただしたい」としている。

 市には、市民から約550件の苦情が寄せられている。

=2018/10/16付 西日本新聞夕刊=

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