八代の中学生3人組チーム全国準優勝 ロボット世界大会に挑む 「メダル獲得目指す」

西日本新聞

 小中高校生が自作ロボットの制御技術を競う国際大会「ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」の全国大会で、県代表として中学生部門に出場した八代市の3人組チーム「ドットエグゼ」が準優勝し、11月にタイである世界大会への切符をつかんだ。世界大会出場は県内で初めて。生徒たちは3位以内のメダル獲得を目指し、ロボットの精度向上に取り組む。

 3人は八代中3年本村祐成君(15)、八代一中3年の山本拓真君(15)と田中克侑君(14)で、同市の宮嶋利治学術財団の施設で活動する「みやじまロボットクラブ」に所属している。

 WROは、自分たちで設定したプログラムで自律的に動くオリジナルの車型ロボットを組み立て、幅約240センチ、縦約120センチのコートで、作業の速さと正確さを競う。作業のルールをロボットのセンサーで認識しながら、2本のアームでミニブロックを挟んで運び、指定された小さな枠内に置くなど、高度な技術が必要だ。

 3人は8月の熊本地区大会で優勝し、9月9日に金沢市であった全国大会に進出。試合当日に部品の状態からロボットを組み立てた後に追加ルールが発表されるため、その場でプログラムや本体を一部修正する必要があるなど、地区大会より難度が上がり、高い応用力が試された。

 3人は全国大会に向けて、組み立て作業を繰り返し練習して所要時間を短縮。ロボットの動作速度を上げるため、タイヤを大きくし、プログラムと本体の微調整を何百回と重ねてきた。こうした努力が実り、全国大会では中学生の全20チーム中、優勝チームとドットエグゼだけが作業の全工程をクリア。フィニッシュの位置で判定が行われたが、約1センチの僅差で日本一を逃した。クラブの代表指導者、吉田秀人さん(43)は「努力する力とチームワークがずばぬけていた」と絶賛する。

 今年で15回目を迎える世界大会は11月16~18日、タイ・チェンマイであり、50以上の国・地域から約400チームが出場予定。3人は「完成度100%に近いロボットに仕上げたい」(本村君)、「できれば金メダルを取りたい。経験を高校時代につなげていく」(山本君)、「2人をしっかり支える。世界のレベルを確かめて後輩たちに伝えたい」(田中君)と意気込んだ。

=2018/10/17付 西日本新聞朝刊=

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