「眼鏡橋100年」歴史を紙芝居に 建設きっかけの転落事故紹介 小倉南・中谷地区

西日本新聞 北九州版

 紫川の上流に架かる石造2連アーチ橋「眼鏡橋」(北九州市小倉南区春吉)が建設から100周年を迎えるのを前に、地元の中谷地区まちづくり協議会が、橋付近で祝賀行事を開いた。橋は女の子が川に転落死した事故がきっかけで建設された歴史があり、行事では事故の関係者が、橋にまつわる物語を紙芝居で紹介した。

 眼鏡橋は1919年3月に完成。板橋しかなかった1917年、子守の女の子が転落して亡くなり、石橋を造ることになった。

 祝賀行事は13日に実施。紙芝居を発表したのは、当時11歳だったという女の子が住み込みで働いていた家の子孫、川上カツヱさん(71)。女の子は、川上さんの父とその弟を連れて帰宅する途中、雨が降りそうになったため近道をしようと板橋を渡り、川に落ちてしまった。おぶっていた弟と一緒に川に流され、弟は助かったが、女の子は亡くなったという。

 川上さんは「橋が将来も大切にされるように、父によく聞かされていた話を伝えたい」と、行事のために紙芝居を考え、絵は知人に制作してもらった。眼鏡橋の下の河川敷で紙芝居を披露し、参加者が耳を傾けた。

=2018/10/24付 西日本新聞朝刊=

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