砂防ダムに転落、イノシシの運命は… 救出求める声続出 脱出大作戦

西日本新聞 北九州版

 北九州市門司区の小森江川にある砂防ダムにイノシシ2頭が転落して脱出できなくなっている。イノシシが見つかった13日以降、テレビなどで広く報じられたこともあり、市には救出を求める声が200件以上寄せられた。施設管理者の福岡県北九州県土整備事務所は市と協議し、24日、脱出用スロープを設置した。

 市は13日、住民の通報で転落を把握。現場は砂防堤とコンクリート壁に囲まれた川底で、壁の高さは約4~6メートルある。春に生まれたとみられる若い2頭は脱出できず、所在なげにうろつくばかりだ。

 鳥獣保護法は、野生動物がアクシデントに見舞われても手出しをしないと定めており、市は静観していた。だが救出を求める声の高まりを受け、市と同事務所は「イノシシが地面を掘るなどして施設に損傷が出る可能性もある」として、はしごに板を取り付けたスロープの設置を決めた。

 2頭は24日午後6時現在、施設内にとどまったまま。同事務所は「今後も起き得る問題なので、その都度対応するしかない」と話していた。

=2018/10/25付 西日本新聞朝刊=

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