新鮮地魚の七変化 福岡・福津 お魚センター総菜

西日本新聞

 日曜の朝、福岡県福津市の津屋崎漁港にある直売所「お魚センターうみがめ」へ。買い物客でにぎわう総菜コーナーに「バリフライ、揚げたてでーす」と元気よく総菜を並べる女性がいた。店頭に、エプロン姿のその人に似たイラストと「私がつくりよーけんたべてみんしゃい」の文字。

 「お姉さんが作られたんですか」。尋ねると、津屋崎生まれの津屋崎育ちというこの女性いわく、「ここは小さい港やけど、魚種が豊富。でも知らない魚にはなかなか手が伸びんけん、まずは食べてその味を知ってもらおうと思った」。

 だからメニューはその日漁師が持ち込んだ魚次第。この日はバリ、ボラ、アジのフライに、ブリのあら炊きなど。「お刺し身もお薦めよ」と促され、冷蔵庫コーナーに移動する。この日のショーケースには、アコウ、ヘダイ、ウスバハギ、イシガキダイ…。ヒラメのようなおなじみの魚に交じり、初めて名を聞く魚、食べたことがない魚が並ぶ。

 あれこれ手に取り、センター裏の漁港に備えられたテーブルへ移動。イシガキダイの刺し身=写真=は初体験だったが、脂が乗ったその白身の甘いこと。バリとアジのフライ、ブリカマの塩焼きなど、心地よい潮風に吹かれながら玄界灘の恵みを堪能した。

 「今、タイのあらを使った、だし巻き卵を開発中やけん、次来たら食べてねー」と帰り際にお姉さんが手を振ってくれた。はーい。また、おじゃましまーす。

 ▼お魚センターうみがめ 地魚総菜は日替わりで、なくなり次第終了。価格は時価。取材当日のイシガキダイの刺し身は350円、アジフライ4枚380円。土・日曜は福津市の直売所「あんずの里市」にも出品。午前8時半~午後5時、火曜定休。電話=0940(52)1939。

=2018/11/17付 西日本新聞夕刊=

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