中学に選択制「標準服」導入へ LGBTなどに配慮 北九州市教委

西日本新聞 北九州版

 北九州市教育委員会は19日、市立中学校に性別に関係なく選択できる「標準服」を導入する方針を決めた。ズボンとスカートを選べるブレザータイプで、性的少数者(LGBT)への配慮や、機能性の向上が目的。現行の制服も残し、生徒らの希望に合わせて選択できるようにする。2020年度からの実施を目指す。

 標準服導入については、中学校校長会が6月から議論。共通のブレザータイプとし、制服との混在を認めるなどとする案をまとめ、19日の「市中学校標準服検討委員会」に提案した。学識者や校長、PTA関係者ら17人が出席した検討委では、校長会案を基に市教委が詳細案を作成することを確認した。

 現行の制服は学校が各自で決定。校長会のまとめでは、市立62中学校のうち男子は詰め襟54校、ブレザー8校。女子はセーラー服48校、ブレザー8校、イートン(襟なし型)6校。

 市教委によると、以前から「冬にスカートで通学するのは寒い」など機能面の課題が指摘されていたほか、近年は心と体の性が一致しないLGBTの生徒が、制服の着用に悩む例もあるという。標準服の導入で、誰もがズボンとスカートを選べるようになる。

 検討委では「標準服を選ぶことで『カミングアウト』ととられる恐れはないか」「いかに違和感なく選択肢を増やせるかが焦点」などと意見が交わされた。市教委は来年1月の検討委で詳細案を提示。生徒、保護者向けアンケートも実施する方針だ。

=2018/11/20付 西日本新聞朝刊=

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