ダライ・ラマ、博多で災害の犠牲者供養

西日本新聞

 来日中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が22日、福岡市博多区御供所町の東長寺で、熊本地震や九州豪雨、西日本豪雨など、ここ数年に起きた災害の犠牲者供養や被災地の復旧などを願う法要と法話を行い、県内外から集まった約1700人が本堂や境内で耳を傾けた。

 ダライ・ラマは被災者や被災地に祈りをささげた後「21世紀を生きるための知恵の教え」の題で法話。最近の国内の災害について「みなさんの国は大変な苦しみを味わっており、そのような状況に私自身も心を痛めてきた」と述べた上で「苦しみは煩悩が生み出すもの。私たちは常に平らかな心を保つ努力をしなければならない」と指摘。そのための策として般若心経を唱え、その内容まで理解することを求めた。

 この日は、九州豪雨で被災した福岡県東峰村の渋谷博昭村長も参列。また、熊本県玉名市から訪れた修行僧の川原啓照さん(33)は「日本の被災地をここまで心配してくれてありがたい。自分も般若心経を意識し、犠牲者の供養を続けたい」と語った。

=2018/11/23付 西日本新聞朝刊=

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