水俣の西南戦争を解説 NHK「西郷どん」制作協力・東川さん ドラマの裏話も

西日本新聞

大河ドラマ「西郷どん」と西南戦争について語る東川隆太郎さん 拡大

大河ドラマ「西郷どん」と西南戦争について語る東川隆太郎さん

 放送中のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の制作に協力した鹿児島市のNPO法人代表理事、東川隆太郎さん(46)が、水俣市で講演した。1877年の西南戦争で激戦地の一つとなった水俣での戦闘や、西郷隆盛を演じる鈴木亮平さん(35)ら俳優陣との交流、ドラマの裏話も語った。

 東川さんは、薩摩軍に参加した隊員が残した従軍記を基に「(77年2月に鹿児島から挙兵した)西郷も水俣を通る予定だったが、大雪のために人吉方面に進路を変えた」と説明。同年5月から約1カ月間続いた水俣での戦闘については、政府軍を率いた川路利良が大久保利通に戦況を伝えた手紙から、「薩摩軍の健闘ぶりが分かる」と語った。

 一方で、戦闘により水俣市から鹿児島県出水市までの田畑が荒れたとの記述を挙げ、「庶民にも多大な影響があった」と指摘した。

 「西郷どん」の出演者たちに鹿児島の史跡を案内するなどしてきた東川さんは「放送が終わるのは寂しい。熱心な俳優ばかりで、(主役の)鈴木さんも自分なりの解釈で脚本とは違う本番を演じることがあった」と明かした。

 講演会は水俣西南戦争史研究会が主催して2日に開かれ、約130人が参加した。

=2018/12/08付 西日本新聞朝刊=

熊本県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ