オスプレイに住民不安 飛行ルート分からず 日米訓練開始、市民団体が演習監視

西日本新聞

玖珠町日出生地区に設置された監視小屋で訓練を監視するローカルネット大分・日出生台のメンバー 拡大

玖珠町日出生地区に設置された監視小屋で訓練を監視するローカルネット大分・日出生台のメンバー

訓練開始式には米海兵隊員約220人が参加した

 陸上自衛隊日出生台演習場などで7日、日米共同訓練が始まった。同演習場での日米共同訓練は6回目で、米軍輸送機オスプレイの運用は初めてとなる。オスプレイは過去に何度もトラブルが起きているが、飛行ルートは明らかにされないままで、周辺住民が不安を募らせたまま訓練がスタートした。

 訓練初日の7日、日出生台演習場では訓練開始式があり、陸自約750人、米海兵隊員約220人を前に、日米の指揮官が訓示。第41普通科連隊長の山田憲和1等陸佐は「厳しい安全保障環境の下、日米同盟を強化することは極めて重要だ」と呼び掛けた。

 問題視されているオスプレイの飛行ルートについて、九州防衛局はこの日も「米軍の運用に関わり、明確に答えられない」として明らかにしないままだった。

 訓練に反対する市民団体「ローカルネット大分・日出生台」は、玖珠町日出生地区の高台に設置した小屋で訓練の監視を開始。メンバーは双眼鏡や望遠カメラで演習場の様子をチェックした。浦田龍次事務局長は、6日未明に高知県沖で起きた米軍機の事故に触れ「日出生台でも事故が起きる恐れがある。危険な訓練が行われないかしっかり監視する」と強調。「日出生台でのオスプレイの訓練を恒常化させないよう、反対の意思表示を続けたい」と話した。

 地元の日出生小小野原分校では1~4年の6人が警察官に付き添われて登校。訓練に伴い陸自車両などの通行が増えるための措置という。近くの牛の肥育農家の女性(86)は「自衛隊の訓練は慣れているが、米軍が来ると心配。オスプレイが自宅の上を飛ばなければいいが…」。由布市湯布院町の主婦(50)は「訓練の必要性や安全対策について、地元にきちんと説明するなど誠意を見せてほしい」と訴えた。

=2018/12/08付 西日本新聞朝刊=

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